2019年 今年こそは、高齢親子で本気で話そして楽になろう

新年あけましておめでとうございます。昨年中は、たくさんのご縁を頂き、講演に片付けサポートにとお声掛けを頂きありがとうございました。

また、人生の先輩方からの学びも多い年でした。

本年もさらに生活者の目線を大切にして、そこにお役に立てる施策を考え、

皆様と一緒に活動をしてまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、年末年始は終活の話にチャンスです

お正月はご家族お揃いでの時間を過ごされた方も多いことでしょう。会えなかった時間を埋めるかのように日常の出来事や成長した孫の話題など楽しまれましたか・・。

ここ数年、シニアの世代から終活の話の切り出し方と相談があります。

まさしく年末年始やご家族が揃う時はチャンスですね。

歳を重ねた親世代に何かがあった時、例えば入院費・・

お金はどこから出すのか、まずは子供が建て替える・親の通帳から出す、子供の連絡先順番、飲んでいる薬は?どんな病歴があるの?準備物は? まずはそこからで、優先順位は延命治療の有無だけではないと私は思います。

 

意思がはっきりしているうちにモノの整理と意思表示をしていてほしいところです

いざという時の例えばで、親がいなくなった時に親のモノを片付ける際に、「子供がどうにかしてくれる」っていうことを簡単に考えないでください。子供がどんなに重い物を背負うことになるのか想像してください。親のモノの片付けをする子の立場は、どんな想いで親が持っていたものなのか・何もいらないとはいえ貴重なモノや機密のモノがあることに気づいていますか? 大きなものを処分するには労力も時間も、またお金もかかる場合もあります。 人のモノを片付けるということはよほどのコミュニケーションができていないとすんなりはいきません。

高齢の親御さんなら意思疎通をしておきましょう

私は、高齢の母に「片付けなくてもいいよ」といっています。体力的にも難しいのです。その時間を使うならより、自分の充実の時間に使ってほしい。そこには意思疎通ができているからです。なにがどこにどうなっているのか、またどんなものが大事で、好きで、思い入れがある。大きな家具やお布団を持つ理由、いつもの何気ない会話から親の生きざまや暮らし方からそれを読み取ることができるのです。つまり亡くなった後にどうすればいいのかがすぐに判断ができるのです。

 

一人一人の生きてきた道で、モノへの感じ方は違うものです。

だからこそ、今年も今まで以上に相談体制をしっかりしていきたいと考えております。

子世代は、親のモノを乗っ取るつもりで終活の話を始めるわけではないのです。知ることでいざという時に備える事と整理をして家族で幸せに生きる事、親を看ることへの恩返しです。

どうか、懐かしい話からでも今年は、大事なことや想いを話してみられてはいかがですか?