田舎に実家があってね、もう親もなくなり空き家なんです。
でも、あんな田舎じゃあ買い手もつかないでしょうよ。
って、相談会でも本当によく聞く、言葉です。
ほぼ、諦めの気持ちの中でも、それでも何か良い案はないかと相談を受けます。
自分でできる事はしておこう!
でも私はいつも、「諦めないで」と云います。
家財の見分けだけでもしておく、整えておく、敷地内や周辺は危険を回避しておく、
せめて目視不利ではない状態。家具や家財があってもきれいに見せる方法があります。
そして特に境界確定は明確にしておく、所有者名義や相続は片を付けておく、
これは街中でも同じことですね。
特に街中でも古い地域は、境界確定が明確ではないことがよくあります。
一軒だけではできないケースがほとんどですから、
たどっていくと時間も費用もかかることでもあります。
でも諦めない・投げない・放置しない。
地域づくりや移住定住に力の入っている地域があり、
空き家活用には有利な自治体もあります。
自治体への期待
所有者がやるべきことができたらば、あとは自治体の役目でもあります。
地域づくり、まちづくり、仕組みづくりでしょうか。
移住定住促進のみではなく、現空き家所有者の細かな問題課題にも目を向けて、
今だからこそ、所有者と移住対策両輪で活用空き家を増やす仕組みづくりを。
墓・仏壇・遺影などを持ちながら賃貸に出したいという方が多いです。
ここもじっくりと所有者の話や本心に向き合う必要があります。
ただ、地域に馴染んだ移住者の方が墓と仏壇そのままでも借りて田舎に暮らす方もあります。
所有者の皆さんは、どんなまちでも諦めない、放置しない
自分でできることはしておこう。
2020年の春、苦しい中、世界中の暮らし方は一変しました。
だからこそ、ニーズにも変化があると空き家対策活動をする中で確信しています。