実家空き家の整理コンサルが端を発し・・所有者もあきらめない 水回りから・・。

この家も空き家になって長い年月ですが、この通りいつ使ってもいい洗面とお風呂です。

県外のあるエリアから私の「セミナー&座談会」に参加いただいたことをきっかけに、「実家空き家に決着をつける」
事を決めたある所有者の方。

中山間地で周辺には、店舗も住宅ないエリアですが、環境は悪くない。
一度、現場に家財整理のコンサルに伺って、何から手を付ければいのか、誰がどうすればいいのか、
目標値、最終イメージ、課題等お聞きして、現状を整理した上で、アドバイスをさせて頂きました。

最終結果から言いますと、私のコンサルに端を発し、自治体を巻き込んで、補助金やそれぞれの分野の業者選定、
手順や段取り含めて、土地建物の売却、山林、農地まですべて引き渡すに至った思い通りの結果となりました。

母屋は、すぐに住めるよう十分な管理を頑張っています。ただ、家財がまだまだ残されております。
60代後半の所有者とご兄弟の物も。
大きな納屋や、今にも倒れそうな小屋には、これでもか!というほどの古い頂き物の未開封の箱の山、
親族が集まった時の食器や調理用品の数々・・・。 
納屋には、農機具や軽トラ・・・。
といえば、これだけ言えば、どの所有者さんも「そうそう!うちもそうですよ」とおっしゃいます。

目次

水回りの生活臭を無くす

ただ、こちらのご実家空き家は、一階の水回りをいち早く整えて頂きました。
せっかくの建物管理状態の良さに、更に湿気にも気を付けること。
空き家の整理では、悩むことや親族に相談すること、また判断ができないモノがたくさんあります。
でも水回りは、悩むことなく一番に処分を考えることができる場所です。

そして二階の昔の子供部屋(かつての所有者さんの部屋)の家財を整理して、
亡きお母さまの着物も見せて頂き、行き場所が決まりました。

さて、母屋の見た目はとても清潔的で今すぐ住みたくなる環境の出来上がり。
市を通して、またご友人など、見学者も多くありがたいことです。最終的に決まった方が、
農業をしたいという熱意を伝えられました。
所有者と一緒に動き、農業委員会等、様々な条件もクリアして、農地としての使用許可もおりました。
農機具も、軽トラもそのまま使用してもらうことになりました。
常に、明るく物事を捉えて、あきらめない、隠さない、先のイメージをもち動くこの所有者さんの姿勢に学ぶことあります。
湯上さんとの、お付き合いで知恵をもらったとおっしゃいますが、あきらめない頑張りには感動でした。

こちらの所有者さんからは、空き家の売却までに関わったことの時系列、費用、写真等のすべての資料を
私が頂戴しました。ぜひ、今後の参考にしてほしいと。

こちらの方は、山間地域でありながらも、登記簿も、相続関係も揉めることなく良好であり、
所有者に窓口を一本化。安心して次のことを考えられる物件でした。


長い間、勉強会にも参加いただき、回の中で、ご自身の空き家整理の体験談を参加者の皆さんにいつも
話してくださいました。  

実家空き家が、思うように売却できたので、昨年で「卒業」とのこと。

また、参考としてセミナーでお伝えできるように、私が整えておこうと思っています。




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