空き家家財が自治体・地域に甚大な影響が!

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空き家の家財は、もう個人レベルの問題だけではない

空き家対策において、家財放置の問題はもはや地域や自治体にも大きな影響があり、
家財整理は自治体にとっても大きな課題であると考えて活動しております。

特に中山間では長年、家財放置が常態化された空き家は、売却することも賃貸に出すこも困難です。
活用に転じることが難しいです。
いくら不動産契約時にとなっても処理をするとしても、家財の中には様々な「判断」を要するものがあり、
所有者にとっても、また受ける側にとっても心情的にも費用的にも、悩ましいところが多大にあります。

大量の家財は、湿気を含み建物を早く傷めてしまい、
また積み上げた家財が窓越しに見えることで防犯上、危険もあります。
害獣害虫の発生により、衛生的にも悪影響があます。

地域やまちづくりへの悪影響も

ひいては近隣にも甚大な悪影響と、地域全体への損害も発生し、
地域の価値すら落としかねない影響があること、
自治体のまちづくりをも進んでいくことがしがたい影響が発生していることも起こっています。

しかしながら、空き家の多くは家財がそのままの状態であり、
所有者を動かすすべもなく長年放置してあります。
所有者個々がどんな問題を抱えているのか、なぜ手を付けないのか、
そもそも初めからこの資産を厄介者だと思っているのか、遠方、時間がない、費用がないなど。

いえ、もっと・・・・。本当の理由は違うケースをたくさん見てきました。
もっとパーソナルな課題があります。
だからこそ、「空き家家財整理」の対策には細かなかつ、適正な「所有者対策と予備軍対策」が必要です。

講演会や、地域の会などで家財課題の啓発を

自治体ごとの講演会で全体への啓発をお伝えし、
本当にたくさんの地域の勉強会、住民の雑談会で、たくさんの声を聴いてきました。
一見、家財とはかけ離れた家族の悩みがたくさん出ますが、実はそれが空き家対策につながる大きなポイントです。
自治体・地域によっても家財への対応は違ってきます。
地域を巻き込みながら、チカラを借りながら策を、仕組みをつくる必要があると考えます。


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