「防災備蓄収納」を考えるにあたり自宅周辺の状況確認と準備

もう5年前に防災備蓄収納について中国新聞の取材を受けたことがあります。
南海トラフ等の心配も高まり、防災に関する情報や決まりごとが変わってきた昨今に比べて
まだ、何をどうすればよいのかわからないそんな時だったと思います。

「片付け×社会課題」
防災備蓄収納1級プランナー(防災備蓄収納プランナー協会)https://bichiku-shunou.or.jp/の資格取得後、
さらに各家庭のモノの量、定位置、収納なども含めていざ!という時をシュミレーションしてみました。

モノから考える前に、我が家の状況、危険度具合、どんな災害が起きらたどうなる・・
我が家はハザードマップでは全くかからないエリアですが!
大雨には気を付けています。裏に側溝があり、ちょうどウチの裏で角度がついています。
つまり大雨の時は、水があふれて敷地になだれ込むと考えています。
また、メイン通りに行く道は一本、つまり孤立の可能性も考えています。
そこで、防災備蓄収納を考えていくと、
大雨に関する避難は、我が家は二階に垂直避難、そして1週間程度の孤立対策を考えています。

いつ何時やってくるかわからない災害
特に地震は一般市民には予測できませんね。
その時どこで過ごしているのかも・・・

私はいつもお伝えしていることに、「口から入れるものと体から出るときのこと」この準備はまず初動は自助でと思います。

さて、そして家庭の備蓄や対策を考える際には、家族の人数や、年齢、生活スタイルによっても
個々に違うわけですよ。
特に高齢者や、乳幼児、また障害がある方には特別な配慮が必要ですね。


私たちシニア世代が気を付けること
【高齢者】
特別に気を付ける事は、心身の負担です。
●高齢者はトイレを我慢する傾向にあります。飲料水と携帯トイレと凝固剤のストックを十分ストックしてください。
●環境の大きな変化により、食事はやわらかい物と温かい物(汁類)、甘い物を。
いつも使いのモノ(例えばタオルや下着も気持ちを安定させてくれます)もストックを。
 ※これが急激な認知低下の予防にも!
●室内でも災害時に足を守るために底がしっかりした靴を常備してください。
●避難の際は、常備薬・お薬手帳や健康情報を書いた物・500mlの水・好きなお菓子や
ビスケット等・ポケットトイレ・紙パンツ・メガネ・補聴器・折り畳み杖・口内液・音が鳴
るモノ・小銭等をリュックに入れて安全な靴を履き、早めに避難してください。

孫や子育て世代が気を付けること
【孫たちやご近所の小さな子たち】
乳幼児の備蓄は、お母さんにも負担がかかりますが、日常の中で必ず使用し、無くては困る
モノから書き出してください。

ミルクや離乳食、オムツや関連する物を確実に最低3日分常にストックを。
●避難する場合は、早い段階の避難を条件に、歩行できる年齢であればいつもの子供用リュックに
 オムツ関連、おもちゃ、栄養補助食などを入れて、リュック内に名前と連絡先を書いておいて底
 の安全な靴で避難してください。入りきらないモノは家族の避難袋に入れてください。
●小学生は、活動的なぶん終日の自宅の活動制限に焦りを感じることもあります。
 ローリングストックに関しては、大人と変わりませんが、少しでも栄養が確保できるものを。
 また乳幼児、小学生に限らず避難生活を飽きさせない工夫もあればと思います。
●避難をする際には、子供でも各自専用の使い古しで良いのでリュックを用意する事。
 大人同様のモノに加え、ノートやペン、折り紙、テーブル上で出来るゲーム、本、おもちゃなどを。
 底のしっかりした運動靴で早めの避難を。


※配慮が要る人や、アレルギーのある人、慢性疾患がある人は、家族で医師や介助者と相談をして
必要な食品、薬などを十分にストックし、持ち出しが出来る状態にすることと、避難経路の確認を。
家庭内の分散は、いつ何時どんな災害になるのかわからないので、各部屋または出来る限りで良い
ので数か所に少しずつ、懐中電灯はすぐ手に取れる場所、水・トイレ凝固剤・食べる物を中心に収納
をしておいていただければと思います。




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