最近の実家・空き家の相談会でも「認知症」というワードがよく出てきます。
先日もキーワードの一つであった実感しています。
またもう一つに、「施設に入居」というワードも相談の中に出てきます。
「空き家になった実家を手放そう」と
決めた。 しかし、いざ動きを始めると実家は亡き父名義である。
法定相続を考えたとて母は外せない。
成年後見には、親族が後見として考えられるレベル保佐、補助もあるが、明らかに成年後見人を
裁判所に相談する必要があるレベルであり、また家族にとってその費用と、縛りなどのリスクもある。
認知症のお母さんはもう、家族の認識もなく、の住まいへの意向や、家族への想いを知ることもできない。
物件を売却ができない状況であり、チャンスを逃してしまうケースでもある。
ただ、親族に起こりうるリスクや費用など、また流れを弁護士に相談をすることは改めて親族で決断をするための材料になります。
「弁護士」と聞くとハードルが高いと思われがちですが、自治体の相談会などをご利用されても良いと思いますよ。
またお元気な状態でも施設に入られるケースもあります。
子世代は、心の準備と段取りの準備をしておいてくださいね。
年齢や性格によっては、こんな話を嫌がる親御さんもたくさんいらっしゃいます。
言い方ひとつで、その先の関係が変わってしまうケースをたくさん見てきました。
どうか、様子を見ながらでも、昔話を交えながらでも、大事なことや親御さんのご意向を聴いてみてくださいね。
間違っても、自分たちが困るからといった言い方はだめです!
お父さんお母さんの大切な思いを知っておきたい、
お父さんお母さんが安心してゆったりと元気に生きていってもらいたいからね と。