山口県「柳井ひとづくりアカデミー」空き家の講演を終えて

山口県柳井市主催の、空き家の講演会を無事に終えることが出来ました。
市長御自らの司会進行で引っ張っていただきました。
前日からの雨で、市民の皆様のご来場が心配されましたが、ご参加いただいた皆様には感謝です。
改めて、伝える側の責任を感じる瞬間でもあります。
壇上から皆さんのお顔が見えるほどに、また私の話に頷いていらっしゃるお顔がたくさん見えて
ホッとしました。あとから参加者の声として、共感したとの声が多かったと・・。

自治体の空きや講演やセミナーは、難しいと思う方も実はたくさんいます。
ですが、この度は難しい話は一切入りません。
誰を対象に、何をするのか、どうしたいのかを詰めて打合せ協議を重ねていくと、
その一つ、「自分ゴト」。
まずは個人・自分ゴトに捉えていただかなくては、空き家問題の一つは先に進みません。
空き家問題の概要・相談内容から見る解説・家財整理の悩み・片付けのヒント、放置や費用・登記問題・
今しておくことなど、すべて現場における生の声、皆さんにとっての暮らしの中の身近な言葉でお伝えしました。

ただ、自治体の対策や地域の仕組みを考えていく場合や、
活動をしている方に向けてであれば、言葉が違ってきますけれど・・・。

この度のご依頼をお引き受けして、山口市を中心に勉強会をしてきてはいるものの、
柳井市の置かれた現状や課題等を改めて学ばせて頂き、県内での深刻な現状を知りました。
補助金もUPされているとのこと。

素晴らしい歴史ある街並みや海・山の景観の柳井市。空き家問題は、大きくまちづくりに影響を与えます。
空き家に向き合いながら、この自然の景観がさらに、素晴らしいカタチで繋がっていくような
バランスの取れたまちとして続いていってほしいと願います。

どこの地域でも、高齢化に伴いこの空き家問題を解決していくには、建物・法律・活用だけではなく、
角度と規模を少し変えた地道な空き家対策が実は近道で、大きな成果を生むこともあります。

この度は、職員の皆様を中心に細かな協議を重ねて、安心して講演に臨むことができました。
この空き家問題は、もう他人ごとではありません。またお役に立つことがありましたら‥と思います。

ご縁に感謝・・・・。


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