空き家問題の要でもある広島市大型ゴミの持ち込み~中国新聞から

本日の中国新聞にて「広島市の大型ごみ持ち込み土日もあれば」という大きな記事がありました。

長年、私もこれを発信してきました。多くの片付け相談を頂きますが、広島市は大型ごみを持ち込めるのは平日のみです。市民の今の家庭事情ではなかなか、難しい実情です。

日常の片付けのサポートでもそうです。片付けていく中で、出てくる大型ゴミには、大型家具や小さなチェスト、椅子、家電、園芸用品、自転車、カーペッットやマットレスなど、皆さんの暮らしの中でもたくさんあると思います。

片付け途中で出てきたものは、できるだけ早く処分をしたい、大型ごみチケットを購入し、環境局に連絡をして収集場所に自分で持参すれば取りに来てくれます。ですが、外に出す作業、それすらできない現状もあります。

大掛かりな片づけをしようと思うと休日になる家庭も多いはず。そのまま処分ができれば暮らしはグッとよくなります。

平日持ち込みのみの問題は、

子育て世代では、小さな子供を連れ母親が大型ごみ車に積んでいくことの危険性や難しさ、共働きの家族にしても有給休暇をとらなければ、平日の持ち込みはできないことは明らか。

そして、今後もっと問題視されるであろう高齢者世帯

身の回りのしまいごとを提唱している私としても辛い部分でした。高齢者のみでは大型ごみを運ぶには負担が大きすぎる、子世代が帰ってきた土日に運べる仕組みを作ってほしいですね。片付いた際の安心と安全の確保が大きな健康維持につながると思っています。

空き家解決への大きな要でもあります。

空き家所有者は遠方の方が多いです。また働いている世代も多くいます。つまり、空き家を片付けたいが土日であること、上記に上げた通りでもあります。空き家解決には「整理」が非常に重要だと考えます。ここを整えておけば次へのステップに進めます。

片付けをコーディネートしていく中で、費用を悩む方が実はとても多いのです。トータルで廃棄業者のみの作業であればここは一切関係がありません。

しかし、家財の中には自分の手で片付けなくてはならない物がたくさんあります。どのように分別して、誰がどのような形でどこへ処分するのかを細かく割り出します。その際に自治体の処分の方法によっては費用が大きく変わります。

そして、「よし。次の休みに空き家に行ってみんなで片付けよう」ということも可能です。

来年からも地域ぐるみの空き家対策に取り組みます。土日持ち込みを叶えるにあたり、思い浮かぶだけでもいくつかの問題が山積みです。

ですが政令指定都市でもある広島市の対策として、何らかの方法で土日の大型ごみ持ち込み可能を実現していただきたく願います。